毎年多くの中国人が日本を訪れている。近年では桜の花見のために訪れる中国人も多いという。
日本を訪れた中国人は帰国後、知人や友人に日本での体験談を語るというが、日本のどのような点に感動し、友人に熱く語っているのだろうか。中国メディアの快資訊が18日、「日本人から学ぶべき長所」という主題の記事を掲載し、「日本人の長所は感慨深いものがあり、謙虚になって学べる点は学ぶべきだ」と伝えている。

 まず、記事が紹介している中国が日本から学べる点として、「街が非常に清潔で整然としていること」を挙げた。日本ではどの街であっても「ごみがほとんど落ちていない」と伝え、その様は「震撼させられるほど」だと強調。中国の街中ではタバコの吸い殻や軽食の食べかすが落ちているのは珍しい光景ではなく、日本の清潔さは是非とも学ぶべきであると強調した。

 次に、「細かいところまで手を抜かないこと」を挙げ、こうした気質であるからこそ、小さな島国であるにもかかわらず製造業の分野などで世界で成功できたのだと主張。また、日本人が「規律やルールを大切にすること」も、中国人にとって学ぶべきものだと強調した。たとえば、日本では信号無視をする車や赤信号で横断歩道を渡る人は基本的に見かけないと伝え、日本人には中国人が失ってしまった「長所」がたくさんあり、「今こそ謙遜になって学ぶべきだ」と主張している。

 中国では個々の街によって様子は異なるが、ゴミや吸殻をポイ捨てする人は非常に多い。また、比較的大雑把で短気な気性な人も多く、車や自転車、歩行者それぞれが信号を無視して道路を横断していく光景は日常であるゆえ、日本を訪れた中国人はマナーを守って生活することについて考えさせられるのだろう。多くの中国人が日本を訪れ、日本の秩序や規律正しさに感化されて帰国しているゆえ、今後の変化に期待したいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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