日本国内では東京以外に地下鉄が通っている都市はそれほど多くはないが、中国では人口100万人を超える都市が非常に多く、大都市では次々と地下鉄が建設されている。そして、どこの駅でも必ずあるのが荷物検査だ。記事は、日本でも安全面の理由から鉄道会社に検査機械の設置を求める声は存在するものの、実際は荷物検査は行われていないと指摘している。
その1つは膨大な「設置費用」と「人件費」にあり、費用が200億円かかるとの試算もあるという。ここに莫大な維持費が加わり、その分は必然的に「乗車料金」に上乗せされることになるため、利用者の賛同が得られず導入できないのだと指摘している。筆者は「羊毛は羊から取られる」道理から言えば賃上げは当然なのに、と理解に苦しんでいる様子だ。また日本では、荷物検査は「疑われているようで気分が悪い」という人もいるとしているが、荷物検査に慣れていない日本人からするとそれは当然の心理だろう。
さらに、「利用者の多さ」もあると記事は分析。日本、特に東京の電車利用者数は中国以上で、世界でも上位に入るほどだ。これだけの人数の荷物を検査したら、相当の時間がかかり混雑するからだとしているが、これが一番の理由だろう。
いずれにしても、こうした理由はすべて他国に比べた治安の良さの上に成り立っている。
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