中国メディア・東方網は29日、「日本は寿司大国、韓国はキムチ大国、では中国は何大国か」とする記事を掲載した。

 記事は、旅行をしたならば現地の特徴あるグルメを試してみるべきであり、そうすることによってそれぞれの国や地域における飲食文化の大きな差を実際に感じることができるとした。
また、世界各国には「この国といえばこの食べ物」非常にポピュラーなグルメが存在するものだと説明している。

 その例としてまず米国について言及。米国の食べ物と聞いて多くの人が思い浮かべるのはハンバーガーだろうとし、実際に現地でも非常によく食べられていることから米国は「ハンバーガー大国」であると伝えた。

 次に、韓国についてはキムチの地位が非常に高いとし、現地の食卓では1日三食必ずキムチが登場するほか、一口にキムチといっても多種多様なキムチが存在すると紹介した。そして、韓国ドラマでも必ずと言っていいほどキムチを食べるシーンが登場することから、韓国は「キムチ大国」だとしている。

 そして日本にかんしては、四方を海で囲まれているために魚介類が好んで食べられると紹介。特に生食が愛されており、寿司は日本を代表するグルメになっているとした。握り寿司や巻き寿司、押し寿司などの多様な形態、さまざまなネタを用いるバリエーションの豊かさが魅力であり、今や中国にも非常に多くの寿司店が存在し、現地客を喜ばせていると伝えたうえで、日本は「寿司大国」だと評した。

 記事は最後に中国について「わが国のグルメは奥が深く、重慶の火鍋や北京ダックなど、各地に代表的な料理が存在する。特に夜店の屋台にはおいしい食べ物が数えきれないほど集結する。それゆえ、中国は『グルメ大国』と呼ぶのが最も適切ではないか」とした。

 「グルメ大国」としてしまうところに中国らしさを感じるが、確かに国土の広い中国では代表的な食べ物を1つに絞るのは難しく、実際各地においしい名物料理が存在する。
しかし一方で、食の安全に対する信頼はまだまだ完全に得られているとはいい難い状況だ。せっかくおいしい食べ物がたくさんあるのに、「中国の食べ物は不安」というイメージを持たれてしまうのは実に残念なことである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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