記事は、トイレの窓は風通しを良くし、湿度を下げ、においを消すためになくてはならないものだと指摘。しかし、日本は「トイレに窓がない」ところが多く、異臭がこもるに違いないと思ったようだ。記事は、日本ではトイレに窓がなくても臭くない理由を分析した。
まず、指摘したのは、「設計」の素晴らしさだ。中国の家庭ではトイレとシャワーが一緒になっているが、日本のサニタリースペースは、一般にトイレと風呂とに分かれている。そのため湿度の高い日本でもトイレが湿っぽくなるのを避けられ、衛生的だと称賛した。
さらに、「におい対策」も万全だと指摘。日本の「窓を付けられないトイレ」では、対策として「用を足した後すぐに水を流す」ようにしているので、においの元がほとんど消えると分析した。中国では水洗なのに流さない人も少なくないが、これではいくら窓があってもにおいが残るだろう。
さらに、すぐ流しても残るわずかなにおいについては、日本人は「消臭剤」で対応していると紹介。日本の消臭剤・芳香剤は種類が多く、置き型タイプ、スプレータイプ、液体タイプなどさまざまだが、筆者は「窓がなくて臭いがきついのでこれほど発展した」と推測している。
そもそも、「窓があれば臭くない」とか「日本のトイレには窓がない」という前提には疑問を感じるが、日本人がトイレにこだわっているのは間違いないだろう。記事では指摘していないが、定期的にトイレ掃除をする習慣があるというのも大きな違いだろう。トイレのにおいが気になるならば、風通しに頼るのでなく、まずはトイレをきれいに掃除・消毒する日本人の習慣を見習ってみてはどうだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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