世界中で人気が高いといえる日本車。ミャンマーでも日本車人気が高いが、ほかの国と少し違っているのは、「軽トラック」も人気だということだろう。
中国メディアの今日頭条は14日、ミャンマーでは日本の中古軽トラが「3年間で価格が倍」になったと紹介する記事を掲載した。

 記事によると、以前は軽トラが600―900ミャンマーチャット(約44万3000円ー66万4000円)程度で販売されていたのが、最近では1800-2200ミャンマーチャット(132万8000円ー162万4000円)にまで上がっているという。

 そもそも、なぜミャンマーでは軽トラが人気なのだろうか。記事は「商用車としてはもちろん、旅行にも活用できるため人気が高い」と紹介。特にハイゼットやキャリーが人気で、今では2000万ミャンマーチャット(約147万6000円)以上の値が付き、アクティ、クリッパー、サンバーの価格はそれよりも少し低い価格であると伝えた。

 では、なぜここまで価格が高騰したのだろうか。記事は、「右ハンドルの自動車が輸入できなくなったことにある」と分析。ミャンマー政府は2018年に、右ハンドル車の輸入を禁止したため、右ハンドルの日本車は事実上、ミャンマーに輸出することができなくなった。しかし人気の衰えない日本の軽トラは、価格がどんどん上昇したということのようだ。車種によって値上がりの幅に違いはあるものの、中古車はすべて値上がりしており、特に軽トラはこの3年で2倍以上になっているという。

 中古の軽トラが人気というのは、日本人からすると少し以外な感じがするが、ミャンマー市場の需要に合っていたのだろう。とはいえ、日本車人気はまだまだ続きそうであり、それだけ日本車はミャンマーでも厚い信頼を得てきたといえるだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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