記事はまず、日本の果物の値段は世界的に見ても高いとしながらも、だからこそ、選果や包装にこだわることができると紹介した。日本では、農家の生産した果物は一度選果場に送られ選別・箱詰めされてから出荷することが多い。日本の小売店で流通する果物は、この選果場で「厳しく試験を通過」しているため安心で、だからこそ高いのだと紹介している。
この選果場について記事は、3段階の「試験」があると紹介。まずは「等級に分ける」作業だ。農家から送られてきた果物を丁寧に1つずつ箱や袋から出してベルトコンベアーに乗せ、2つの選果機に通す。1つは色つややサイズ、形など外観を測定するもので、もう1つは光センサーによって糖度や内部の状態をチェックする。これは、「果実を傷つけることなく瞬時に測定できるばかりか、情報をデータ化し、等級に応じた報酬を農家に支払うことも可能にした」と、いかに先進的なシステムになっているかを紹介している。
次の工程は「箱詰め」だ。等級ごとに分けられた果物を箱詰めするが、そのすべてに生産情報を確認できるコードを印字することで付加価値を付けていると紹介。
中国では、日本のような細かな等級分けや生産者情報の提供は一般的ではなく、そもそも糖度という指標も一般的ではない。そのため、形や色、大きさ、糖度など様々な情報から等級を細かく分けることも、センサーで内部まで確認するので、切ってみたら腐っていたという心配がないというのも驚きなのだろう。「厳しい試験を通過」して流通する日本の果物は、安心して購入できる分、他国よりも高いのはやむを得ないことと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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