記事はまず、中国は言わずと知れた「食の大国」であり、ありとあらゆる美食を堪能することができる国だと主張、日本は中国から大きな影響を受けた国であり、料理で使用される醤油も中国から伝わって日本に土着した文化の1つであると論じた。
続けて、中国の醤油の歴史は古く、3000年も前から醤油が製造されていると指摘。以前は肉類から醤油が製造されていて、位の高い人しか使用できない高価な調味料であったと指摘する一方、大豆による製造法が確立されたことで誰でも使用できる調味料になったと紹介した。
では日本と中国の醤油は何がどのように違うのだろうか。記事は「醤油の作り方は大きく分けて2種類あるが、中国の場合は低塩固体発酵法と呼ばれる発酵にかける時間が短い製造方法がメイン」となっていると伝え、発酵にかける時間が短いため製品をすぐに出荷できるメリットがあるが、味や風味が劣るというデメリットがあると強調。日本で最も多く流通している醤油は長期間熟成、発酵させた本醸造タイプであるため、味や品質が中国式の醤油よりも格段に良いと論じた。
また、日本の醤油にはもう1つ、中国ではどうしても敵わない強みがあると指摘し、それは「きれいな水」と「醤油作りに適した気候」であると強調。中国の地下水は化学物質で汚染されている場所が少なくないと強調し、醤油は中国から日本に伝えられたものであるとしながらも、「今では世界の多くの料理人が日本の醤油を好んで使用するほどまでに差が開いてしまった」と主張した。
中国では様々なメーカーが醤油を製造・販売しているが、中国で販売されている醤油には、様々な添加物が加えられている。そのため、醤油本来の味ではなく、化学調味料の味がする商品も多数あるのが現状だ。中国を訪れる機会があれば、スーパーに並んでいる調味料を味わってみるのも良いかもしれない。
【関連記事】
中国人旅行客が訪日して「日本って良いところだな」と感じる瞬間とは? =中国メディア
比較して驚き!「東京の経済規模」に肩を並べられる中国の都市は1つもなかった=中国メディア
日本の「お弁当」にはなぜご飯の上に梅干しが乗っているの? =中国メディア
これらの写真を見れば分かる! 「日本人の独特な思考回路」=中国メディア
日本人の起源が雲南にあり、韓国人の起源は湖南にあると言われるのはなぜ? =中国メディア