中国メディア・海外網は17日、韓国のテレビ局が「日本の多くの場所で韓国人観光客の入店を断る店舗が増えている」とのニュースを報じたことを伝えた。

 記事は、韓国・中央日報系のテレビ局JTBCが16日、「韓国人観光客がこぞって日本の対馬に押し寄せているが、近頃多くの場所で『韓国人お断り』の貼り紙が掲示されており、物議をかもしている」と伝えたことを紹介した。


 そして、現地住民は韓国人観光客の秩序意識不足が背景にあるとの認識を示しているとし、ある現地レストラン店主が「先日やってきた韓国のツアー一行では、突然男性2人が1人の女性を巡って乱闘を始める騒ぎを起こした」と語ったことを伝えている。

 また、別のレストラン従業員からも「韓国人観光客の多くが飲み物を持ち込み、キムチまで持ってくる人さえいる。そして、食事後のテーブルの上が乱雑になっている」との不満が聞かれたほか、現地の著名な観光スポットである展望台の近くにはいたるところに韓国語の落書きが残されているとの声もあったとした。

 記事はそのうえで、同局が「ますます多くの韓国人が対馬に釣りをしに訪れているが、現地住民の静かな日常生活に影響を与えているようだ。みだりに民家の庭に進入して植物を鑑賞したり、場合によっては何も言わずに建物に入ることさえあるという声も聞かれる。このような行為が現地の人びとの反感感情を呼び覚ましたのだ」と報じたことを紹介している。


 本来は観光収入源として歓迎されるはずの観光客がマナーやモラルの問題により現地住民や商業者から反感を買うというのは、マナーを守っている韓国人観光客にとっても、現地の人にとって実にありがたくない話だ。観光客と現地住民が共存できる環境づくりが求められるが、韓国メディアがこのような状況を客観的に伝えた点は、評価できるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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