中国メディア・今日頭条は21日、「日本旅行で箸を使って食べようとしたら、恥ずかしい思いをすることになった」として、日本には中国とは異なる箸遣いのマナーやタブーがたくさん存在することを紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本旅行での食事では中国人が使い慣れている箸を用いて食べることができるので楽だと思っている人がいるとしたら、それは大間違いであると指摘。
確かに古代の中国から日本に伝わった箸文化であるが、日本では箸遣いが日常生活における儀礼やマナーの一部になっており、数多くのタブーが存在するのだと伝えた。

 そしてまず、最も典型的なタブーとして、箸で食べ物を指してはいけないことを挙げた。便利なのでよくやってしまうが、日本では食べ物を箸に刺すのはマナー違反であり、食べ物を挟む、もしくは、柔らかい食べ物を分けるためだけに用いなければならないと紹介している。

 また、ご飯を食べる時には、お茶碗を片手で持ち上げたうえで箸を使って食べなければならず、顔を食器に近づける食べ方は非常に行儀が悪いとして忌み嫌われると説明。また、箸をペロペロと舐めるのもはしたない行為とみなされているした。

 さらに、ご飯が盛られたお茶碗に箸を立てると死人に捧げるご飯を想起させるためにやってはならないこと、食べ物を箸伝いに渡したり、同じものを2人同時に箸でも持ち上げるような行為は、遺骨を骨壺に収める際の作法と重なるためタブー視されていることを紹介した。

 「箸と箸」や、お茶碗の上に箸を立てるといった行為は日常生活においても広くタブー視されているが、今の日本において箸で物を刺す、箸を舐めるといった行動をする人は決して少なくないように思える。日本で非常にオフィシャルな場に出て箸を使うという機会がない限り、外国人がそこまで箸のマナーを気にする必要性は高くなさそうだが、知識として持っておくのはいいことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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