国連の経済社会局は17日、現在77億人の世界人口が今後の推移に関する見通しを明らかにした。人口の多さが国力に直結することは世界一の人口を誇る中国を見れば一目瞭然だが、今後の日本や中国、米国の人口はどのように推移するのだろうか。
中国メディアの今日頭条は18日、米国と中国、そして日本の2100年における人口の見通しについて伝える記事を掲載し、「国連は大胆な予想をした」と伝えた。

 記事は、国連が17日に発表した今後の人口の推移の見通しを紹介し、2050年には20億人増加の97億人、2100年には110億人となる見込みであると伝えた。世界全体で見ると人口は増加する見込みであるが、国によって状況は異なると伝えた。

 2050年までに増える人口の半数以上はインド、パキスタン、ナイジェリア、コンゴ、エチオピア、タンザニア、インドネシア、エジプト、米国の9か国に集中する見通しで、2027年前後にはインドが中国を超えて世界で最も人口の多い国となると予想されていると紹介した。中国は一人っ子政策を長年実施してきたことで少子高齢化が進んでおり、2人目の出産もすでに解禁されているものの、人口は今後減少を続けて2100年には10億6500人まで人口が減少すると予想されていることを紹介した。

 では、すでに少子高齢化が進んでいる日本はどうなるだろうか。記事は、国連の予測では「人口が減少すると同時に高齢化が非常に大きな問題になる」と予測していることを伝えた。2050年には日本の人口は1億500万人まで減少するのに対して65歳以上の高齢者が4000万人に達し、さらに2100年の人口は7500万人に対して65歳以上の高齢者が2600万人となると予想されていると伝えた。

 一方、米国は2050年には3億6000万人、2100年には4億3000万人へと人口が増加すると予想されていることを紹介しつつ、高齢化に関しては日本や中国と同様に深刻な状況となると見られていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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