日本経済は1968年に国内総生産(GDP)で世界2位となって以降、42年間にわたってその座を維持してきた。バブル崩壊後に経済成長が低迷したことで、2010年に中国に世界2位の座を譲ることになったが、日本は今も世界3位の経済大国であり続けている。


 中国メディアの快資訊は3日、日本は今も世界第3位の経済大国であると指摘し、「しかも日本はバブル崩壊以降は経済の低迷が続いている国だ」と強調、それでも欧州の国々が日本を追い越せないのは「日本がそれだけ強いからなのか、それとも欧州の国がだらしないのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、日本は国土の小さい国でありながら「爆発的なエネルギーを持つ国であることは認めざるを得ない」と伝えつつ、日露戦争では史上初めて黄色人種の国が白人種の国を打ち負かしたと主張。さらに第2次世界大戦で敗戦し、国土は焼け野原になりながらも「わずか13年で世界第2位の経済大国に上り詰めた」と強調した。

 続けて、日本のは2010年に中国にGDPで抜かれたものの、中国以外の国は「停滞を続ける日本に追いつくことすらできていない」と伝え、この理由は「日本経済が今なお、イノベーションという強力なエンジンを持っているから」ではないかと主張。日本企業が世界的に大きな影響力を持つ産業は数多く、GDPの成長が低迷してもイノベーションは停滞していないと伝え、これが日本経済の強さの1つなのではないかと主張した。

 また、国土面積や人口の多さで日本を大きく上回る中国の発展について「ハード面では日本に追いついたと言えるが、国のソフトパワーや産業の競争力は日本の方がまだまだ上」であると伝え、低迷し続ける日本経済が今なお世界第3位であり続けるのは、日本がそれだけ強いからであり、決して欧州の国がだらしないからではないと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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