一方、中国から多くを学んだ日本だが、中国とは正反対の意味を持つ習慣もあるという。中国メディアの快資訊は3日、日本の結婚式で着る着物は「中国の喪服に似ている」ことを紹介する記事を掲載し、「結婚は人生の墓場と言われるのはこういうことなのか」と伝えている。
記事は、日本で和装での結婚式をする場合には、花嫁は頭から足先まですべて白色で統一するのが代表的であると紹介。だが、全身白色である衣装は中国では「葬式の際に着る衣服」であると論じ、全く逆の場面で使用されていると伝えた。
続けて、日本の白無垢の白には、「純潔」とか「嫁いだ家の家風に染まる」といった意味があること、さらに高く結った髪を白い絹で覆うようにする頭用の布である角隠しについては、怒りや嫉妬の象徴である角を覆い隠すことで、しとやかな妻になるという意味が込められていると紹介した。
一方、中国でも結婚式の際に白色の服が用いられていた時もあったが、現在では白は不吉な色とみなされているため、葬式の際に使用される服に用いられると伝えた。中国では結婚式といえば何と言っても「紅(赤)」が常識であり、葬式の際には染められていない麻製の服や被り物を着用する。それゆえ中国人からすると、日本の白無垢と中国の喪服は似ていると感じられるようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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