中国メディア・今日頭条は21日、レアルマドリードに移籍したばかりのMF久保建英選手がデビュー戦でキラーパスや華麗なドリブルを見せ、ポテンシャルの高さを示し、中国のサッカーファンにとっては「嫉妬がまた増える」結果になったと報じた。

 記事は、日本時間21日に行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのバイエルン・ミュンヘン戦の後半から久保選手が出場し、バルサのトップチームでのデビューを飾ったと紹介。
「日本人では初めて『銀河系軍団』のメンバーとして出場した」と伝えた。

 そして、ピッチに立った久保選手が攻撃の起点になるパスや、相手ゴール前へ縦に直接通すキラーパスを入れ、さらには相手陣内のコーナー付近でバイエルンのディフェンス相手に見事なドリブルを見せたとし、特に後半17分には相手の隙を突いた決定的なキラーパスを入れたと説明。残念ながらボールを受けたFWビニシウス・ジュニオール選手がシュートを打ち切れなかったものの「まるで手術のメスのごとき切れ味の縦パスだった」と評している。

 久保選手のポテンシャルの高さが随所に見えた試合だったが、レアルは1-3でバイエルンに敗戦。記事は、試合後に久保選手が「初めてレアルの試合に出られてとてもうれしい。でも結果が残念なので、次は勝ちたい」と堂々とインタビューに答えたことを紹介した。

 記事は、久保選手のプレーに日本やスペインのメディアが称賛したことを伝えるとともに、中国のサッカーファンからは「久保の小さな一歩は、日本サッカーにとって大きな一歩。そして中国サッカーにとっては『お酢一本』(中国では嫉妬することを「酢を飲む」と表現するため)」との皮肉めいたジョークが飛び出していると紹介。そこには、「中国のメッシ」を探し続け、帰化選手に期待を託そうとしている中国サッカーに対する大いなる遣る瀬無さがにじみ出ていると伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF) 


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