韓国は23日、竹島(韓国名:独島)の領空侵犯があったとして、ロシアの戦闘機に対して警告射撃を行った。中国メディアの今日頭条は25日、韓国による警告射撃はロシアを怒らせたと伝えつつ、韓国は今、「日本と中国、ロシアから同時に恨みを買っている」と論じる記事を掲載した。


 記事は、日本による半導体材料の輸出管理強化は韓国経済の脆弱さを暴露したとし、韓国の主力産業である半導体産業は「国内の産業チェーンが不完全で、基幹技術の多くを外部に依存していた事実が明らかになった」と指摘。日本に首根っこを押さえられた韓国は、有効な反撃の手段すら見つからないのが現状であると指摘し、米国に仲裁を求めても米国は日韓の対立に積極的に介入したがらない様子だと強調した。

 続けて、日韓の対立が激化するなか、今度は韓国がロシアの戦闘機に警告射撃を行うという突発的事件が発生したと伝え、これがロシアを怒らせたと強調。ロシアは外交ルートでの抗議を行うと同時に、韓国に対して「再び同じことが起きれば、反撃する」と警告したという報道もあることを紹介、警告射撃を行うという対応はあまりに強硬すぎたとし、韓国側の対応はロシアを「激怒させた」と論じた。

 また記事は、韓国では現在、軽空母を建造する計画が浮上していることを紹介し、「日本に対抗する動きであるならば理解できないわけではない」としながらも、韓国軍の関係者が「軽空母建造の目的は、日本と中国が海上戦力を増強し続けているため」と主張したと紹介。韓国は中国との貿易で莫大な利益を得ておきながら、矛先を中国に向けるのは理解しがたいと主張し、韓国は今、「日本と中国、ロシアから同時に恨みを買っている」状況にあると指摘した。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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