年々増加する訪日中国人。最近、中国から台湾への個人旅行が制限されたこともあり、今年はさらに訪日中国人が増えることが予想される。
しかし、そんな中国人が日本で必ず戸惑うことがあるようだ。中国メディアの今日頭条は13日、中国人観光客が日本で困惑することと、その解決法について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本を「隣国なのに違いが多く、中国人が強い興味を持っている国」と紹介。記事の中国人筆者自身は、旅行先で地元の人の日常の生活を見るのが好きだというが、その点でも日本人の生活は魅力的で、うって付けの旅行先だそうだ。

 しかし、日本では「戸惑う」こともあると指摘。それは、旅行先でごみが出ても「ごみ箱が見つからなくて困ること」だという。中国の都市部では、ごみ箱が多数設置されており、そのうえ清掃員も多数いるので街の美化にかなり貢献しているといえる。ごみ箱の多さは数メートル歩けば1つはあるというほどで、いつでもどこでもごみを捨てられる環境だ。そんな環境に慣れている中国人旅行者にとっては、日本では夜ホテルに帰るまでごみを持ち歩かなければならないというのは「とても不便で困る」体験だと伝えている。

 そこで筆者は、日本の街でどこに行けばごみ箱があるかを紹介。それは「コンビニエンスストア」だという。それで旅行の途中でコンビニへ行ってごみを捨てるよう勧めた。
しかし、コンビニで家庭ごみを捨てることは明らかにマナー違反であり、コンビニのごみ処理の負担を増やすだけで、決して勧められることではない。筆者も完全に中国の感覚で気軽に勧めているのだろう。

 海外に行くことで、それまで当然と思っていたことがそうではなかったことに気が付かされることがある。中国では、ごみをごみ箱に捨てるという意識が定着しただけでも、かなりの進歩ではあるが、日本ではごみは持ち帰るというマナーを守ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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