中国人にとっては、日本がここ数年で急に身近な国になったのは間違いないだろう。かつては抗日ドラマや学校で教える歪んだ歴史問題でしか得られなかった日本に関する知識が、海外旅行の広まりで直接本当の日本を肌で知る機会に恵まれ、イメージが変わった人も少なくない。
これは日本の側も同様で、訪日中国人の増加により中国人と直接触れ合う機会が増えたものの、残念ながら「民度が低い」イメージが付いてしまったと記事は紹介。当時はそれが「中国人に好感を持たない」主な理由となっていたと指摘した。しかし記事によると、最近では訪日中国人のマナーもどんどん向上しており、日本人もそれに気が付くようになっているという。
では、未だに中国人に好感を持たない日本人が多いのはなぜだろうか。ある調査では76%の日本人が「中国人に好感を持たない」と回答したそうだが、その主な理由はこれまでとは違い、「南シナ海や尖閣諸島(中国名:釣魚島)での問題で日本に脅威となっている」ことに変わったと指摘した。
記事はこの理由を日本人が「政治と絡めるようになった」ためと分析。「今の日本人は政治に無関心な人が多いはず」だが、それでも中国に好感を持たない主な理由となったのには、「日本人の焦り」が関係していると主張した。
記事によると、日本人はこれまで中国に対して「優越感」を抱いてきたのだという。これは主に経済などの分野でこれまで日本の方が進んでいたからだろう。しかし、裕福になった中国が急速に国力をつけてきたことで「中国に抜かされる」と焦りが出てきたのだと論じた。
記事の指摘もあながち的外れではないと言えるだろう。日本も中国の実力を認める謙虚さは必要だが、中国もまずは人に嫌われる言動や考え方をしてないかどうか考えてみるべきではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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