中国のネット上には、日本旅行記が多く掲載されている。日本では買い物をするにも店員は礼儀正しく親切だと称賛されているほか、路上で道に迷った時に助けてもらったという人も少なくない。目的地まで連れて行ってくれたり、スマホで代わりに調べてくれたり、と困っている見知らぬ外国人に対して日本人は優しいといえるだろう。
しかし、短期の旅行ではなく、日本に長期滞在するとなると、日本人が「冷たく」感じるようになるという。その理由について記事は、「困ったときに友人や家族に助けを求めない」からだと指摘している。事故に遭った時や、お金に困ったりすると、すぐに電話で助けを求める中国人には考えられないことだが、記事は「人に迷惑をかけない」ことを何より重視する日本人は、「たとえどんなに変わり者であっても、他人に迷惑をかけない人であれば寛容だ」と分析。逆に他人に助けを求めることは「他人に迷惑をかける」ことと同義であるため、迷惑をかけられることを嫌う「日本人は冷たい」としている。
なぜ、日本人は「冷たく」なってしまったのだろうか。記事は、都市化が進んで人と人との距離が離れた結果だと指摘。他人を助ける熱意があるものの、都市化と共に他人との距離を置くことを学び、他人に迷惑をかけないようにするため、日本人と付き合うのは難しいとしている。
これは、都市の発展にも一因があるのだろうが、国民性も大きいのではないだろうか。
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