記事は、日本社会で見られるさまざまな「心配り」を称賛してやまない中国人旅行客は多いとし、その心配りがある設計の1つがスクランブル交差点であると強調。
普通の横断歩道は道路に対して平行もしくは直角に設置されており、歩行者が道を隔てた斜め向こう側に行くには横断歩道を通常2回渡る必要があるが、記事は「スクランブル交差点の場合は信号を1回待つだけで済む」と説明し、歩行者にとっては効率が大きく向上するだけでなく、車両の運行効率も向上すると称賛した。
また、この方式の交差点は車両も歩行者も信号待ちの時間が少し長くなるものの、車両の発進・停止回数は明らかに減少し、さらに歩行者が横断歩道を渡る時は車両はすべて通行禁止の状態になるので、交差点の安全性が高まると論じた。
2018年8月には、北京で初めてのスクランブル交差点が設置された。これは中国全土で初のスクランブル交差点ではないものの、設置数はまだ少ないためこの方式の交差点に馴染みのない中国人は非常に多い。また、日本社会には人に優しい設計があふれているが、中国社会は決してそうではないため、利用者に対する思いやりや敬意を反映した設計を見ると大きな感動を覚える中国人は多いようだ。中国のSNSでも人に優しい設計はよく話題になっているため、中国人旅行客が日本のスクランブル交差点を実際に目の当たりにして驚きを覚えたのも頷ける。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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