中国で「神薬」と称されているものには、目薬、消炎鎮痛薬、冷却シート、頭痛薬、便秘薬などがある。しかし記事は、中国人は日本の神薬を過信していると警告。例えば、最近ある中国の専門家が、日本の風邪薬の成分を見て「中国ではほとんど使用されていない成分も含まれている」との感想を述べたという。風邪の症状は様々で、症状に合った薬を処方すべきであり、余分な成分は副作用をもたらすと警告している。
なぜ、このような薬が中国では「神薬」として人気になるのだろうか。記事によると、「利益とは切っても切れない関係だ」と分析。SNSを通して販売する「微商」と言われる人たちが効果を誇大に宣伝していると問題点を指摘した。そして、日本ではごく普通の安価な薬が中国では用途が誇大に伝わり幅広い目的でも使われていると指摘。例えば、一般的なリューマチ用クリームを、「糖尿病を治す神薬」として販売していたケースもあるそうだ。
記事は結論として、「日本の神薬に熱中しすぎるな」と警告しているが、結局のところ「神薬」に問題があるというよりも、正しく使用しないユーザーや大げさな広告を出す売り手に問題があると言えるだろう。
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