日本の食には、刺身や納豆など外国では一般に食されないものも多いが、生たまごもそのうちの1つと言えるだろう。中国メディアの今日頭条は28日、生でたまごを食べる日本の習慣を紹介する記事を掲載した。


 記事は、卵という食材は万能だと指摘。卵焼き、目玉焼き、ゆで卵、野菜や肉と一緒に炒めたり、中国の定番家庭料理であるトマトと卵の炒めものでも使用され、料理の幅を広げてくれている。

 しかし日本人は、「卵の一番おいしい食べ方は生で食べることだと思っている」と紹介。記事の中国人筆者は、卵を生で食べている人を初めて見たのは映画「少林サッカー」のワンシーンだったそうだが、本当に食べる人がいるとは思わなかったという。中国では卵に限らずなんでも火を通してから食する習慣があるからだろう。そのため、「本当に卵を生で食べる人がいる」というのを後から知り、意外に感じたことを伝えている。

 記事は、日本人がいかに生たまご好きかについて、「どんな食べ物にも生たまごを合わせる」と紹介。「最高の組み合わせは白米に生たまご」で、熱々のご飯に生たまごを乗せ、しょうゆをかけるのが絶品だと思っているようだと伝えた。

 また、日本人は「生たまごをソースにもする」と紹介。中国人が鍋をするとき、ゴマだれが必須の存在であるように、日本人は「すき焼きの時に生たまごをソースにする」と伝えた。ほかにも、焼きそばやラーメン、ハンバーグにも半熟の卵焼きを乗せてトロっとした黄身をソースにする食べ方もあると紹介している。

 記事は、日本ではいかに卵の生食が愛されているかを伝えているが、「中国では絶対にまねしないように」と念を押している。
日本では生食できるように殻を殺菌しているが、中国では殺菌されていないためだ。

 この記事に対してネットユーザーからも、生たまごに水を加えて飲んでいた親を真似てみたら、おなかを壊したという体験が紹介されていた。生たまごに興味があるのかもしれないが、体験してみたければ安全が確保されている日本で試してみたほうが良さそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
不愛国主義の日本の教育、でも日本人は愛国心を持っている=中国メディア
中国で大人気の「日本の医薬品」、「日本の神薬に真剣になったら負け」=中国
控えめな先進国・日本、「中国人が抱く夢」を数十年も前にすべて実現していた=中国
同じアスファルトの道路なのに! なぜ日本と中国でこんなに違うのか=中国メディア
日本で生活したことのある中国人が「あれだけは忘れられない」と思うこと=中国メディア
編集部おすすめ