記事は、中国スーパーリーグで7冠を達成した広州が、この試合では前半18分に早くも「城門の守りが破られた」と紹介。浦和が自陣内からのフリーキックで攻撃を開始すると見事なコンビネーションを見せ、ゴールを決めるまで広州の選手に全くボールを触らせなかったとした。
そして、同18分24秒から42秒までの18秒間に6人の日本人選手が6回パスを回し、さらにFWファブリシオ・ドス・サントス・メシアス選手につないでゴールを決める間、広州はエウケソン選手、タリスカ選手、鄭涵文選手、黄博文選手、高準翼選手らが集団でボールを奪いにかかったが失敗したと説明。「日本人のパスの基本技術は本当にしっかりしているとの感慨を覚えざるを得ない」と評している。
記事は、成熟したコンビネーションと確かな足元の技術により広州の守りを破って先制点を挙げた浦和が試合を優位に進める展開になったと伝える一方で、前半を浦和の1-0で終えた時点では「後半は広州にもチャンスはあるはずだ。相手はアウェーでゴールを挙げられるの恐れ、きっと守りに入るだろう。そうなれば広州のチャンスは広がる」と展望していた。
しかし、実際の試合は後半も浦和のペースで進み、同30分にはMF関根貴大選手のゴールで追加点を挙げるとそのまま逃げ切り、2-0で浦和が勝利。シュート数は浦和の15本に対して広州はわずか5本に留まり、枠を捉えたシュートは前後半を通じて1本のみと攻撃が封じられた。
広州での第2回戦は23日に行われるが、広州はこの試合に3点差以上リードして勝つことが求められる。2点差勝利の場合、2-0ならば延長戦に入るが、浦和に1点でも取られての2点差ではアウェーゴール数で敗退が決まるという厳しい状況だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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