中国における電動バイクの普及率は非常に高いと言える。都市によっては登録制にしてナンバーを配布しているところもあるが、一定の規格を満たした電動バイクは自転車と同じ扱いであるため、運転免許証は必要ない。価格も比較的手ごろであり、ローンでも購入できることも人気を押し上げているだろう。
では、なぜそんなに便利な乗り物に日本人は見向きもしないのだろうか。記事は、環境保護になると言われている電動バイクだが、「実際にはエコではない」ため、日本人は乗らないと分析。廃棄バッテリーは適切な処理をしなければ汚染源となることは多くの人が知っていることで、日本人は環境を重視するので乗らないのだと主張した。
2つ目の理由として、日本にはすでにバイクや自転車があり、公共交通機関も発達しているので十分便利だと紹介。バイクに関しては中国に輸出するほどで、歴史があり技術も高いため電動バイクの必要性を感じていないと論じた。
一方の中国は、これまでバイクが手ごろな移動の手段だったが、それが電動バイクに取って代わったと記事は分析。実際、多くの都市ではバイクが禁止されたため、市民が電動バイクに乗り換えるようになった背景もあるだろう。
記事が分析した理由はすべてが理に適っているとは言い難いが、電動バイクが非常に普及した中国と比べると日本で普及していないことは確かだ。しかし、環境面を考えると、中国は廃棄バッテリーの処理やリサイクルシステムを確立する必要があるだろう。電動バイク大国として中国はぜひバッテリーの処理もきちんとしてもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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