記事はまず、国土の広い中国では高速鉄道が長距離移動の手段として広く利用されており、安くて早くて乗り心地も良いと評判であると紹介。日本や英国などの先進国でも高速鉄道は重要な交通手段となっていると指摘した。ではなぜ、「中国と同じほど広い国土面積を持つ先進国」である米国には高速鉄道がないのだろうか。
記事は、その理由を知れば「米国がいかに強いかを知ることができる」と、2つの理由を挙げている。まずは「飛行場がどこにでもある」こと。米国では田舎の村にまで飛行場が建設されていて、高速鉄道よりも早く移動できるため、皆飛行機で移動してしまうのだと伝えた。飛行機代は高いだろうと思うが、それも米国の収入を考えれば安いものだと指摘している。
2つ目は「自動車の普及」で、自動車大国である米国では、旅行も自分で運転して行くのが好きな人も多く、自動車で移動できる範囲では自動車、さらに遠くへ旅行に行くには飛行機でと使い分けていると伝えた。
記事の中国人筆者は、「高速鉄道が必要ないなんて、米国はなんてすごいんだ!」と締めくくっているが、これは単に交通手段の違いというだけではないだろうか。中国を基準に考えれば、こんなに便利で早くて安い高速鉄道が必要ないなんて「強い」と思うのかもしれないが、実際には高速鉄道の建設は高額だ。中国でもほとんどの路線が赤字だと伝えられている。
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