日本旅行に来る中国人は皆一様に、「訪日して初めて、日本の良さが分かった」と感嘆するものだ。中国メディアの快資訊は6日、日本を訪れて初めて「日本の良さは空気のきれいさだけではなかったことに気が付いた」と紹介する記事を掲載した。


 記事の中国人筆者は、仕事で日本を訪問したようだが、訪日中に同僚らと東京大学や三鷹の森ジブリ美術館などの名所を訪れ、感じたことを伝えている。まず、東大を訪れた筆者らは、赤門を見て「中国と何かが違う」と感じたそうだ。中国圏では赤は縁起のいい色として非常に愛されている。玄関の周りに縁起物の赤い紙を貼る習慣もあるほどだが、東大の赤門の色は朱色で「中国のような目の覚める赤色ではない」ことに着目している。日本人とは「審美観が違うのだろう」と感想を述べている。

 続いて、東大本郷キャンパスの銀杏並木の見事さにも感銘を受け、池はきれいで子どもが遊び、「中国ではこれほどの大きさのものは一度見たことがあるだけ」という大きな鯉がたくさん泳いでいるのを見て驚いたとも振り返っている。池や川など水のある所は、中国では汚くて悪臭を放っている場合が多く、違うのは鯉の大きさだけではなかったはずだ。

 その後、三鷹の森ジブリ美術館も訪問したという一行。中国でもジブリのアニメはかなりの人気があり、今年は千と千尋の神隠しが中国で上映されている。筆者は、何とかチケットが取れたものの、1か月前にはすでに予約がいっぱいだったことに驚いたと伝えている。

 それだけ人気なのにも訳がある。筆者らも実際に見学したところ、期待以上に楽しく大満足だったようだ。
駅から出ているバスにもジブリが描かれ「猫バスのよう」で、美術館に着く前からアニメの中に入り込めたと称賛。建物も一般の美術館とは違って、たくさんの原画が並び、短編映画も見られて、入場券がフィルムになっているなど細かなところまでこだわりがあり、想像以上の「サプライズ」だったと感動を伝えている。

 筆者は結論として、日本の良さは環境の良さだけでなく、「人びとの民度も高く、社会には秩序があった」と伝えている。中国人がよく称賛する民度だが、これは言葉では伝わらないものであり、やはり一度日本に来て感じ取ってもらいたいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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