中国メディアの中国網によると、中国ネット旅行最大手の携程旅行網(シートリップ)が国外の商店で利用できる割引クーポン券の配布状況等を元に作成した統計では、国慶節の買い物旅行の目的地として人気なのは、昨年は香港、日本、マカオ、台湾、韓国の順だったが、今年は日本が香港を抜き1位となった。
都市別では大阪、東京、マカオ、香港、ドバイ、バンコク、ロンドン、パリ、シンガポール、名古屋の順で、上位10都市のうち3都市が日本だった。日本の都市のなかでの人気は、大阪、東京、名古屋、京都、横浜、岡山、埼玉、札幌、柏、福岡の順だったという。
同記事は、日本では10月から消費税が8%から10%に引き上げられたものの、中国人旅行者に対する各商店やクレジットカード各社等による各種割引により、中国人旅行者の購入意欲には影響がなかった、としている。
記事中には言及はないものの、香港旅行の人気が落ちたのは長引く香港の情勢不安によるものであり、台湾は中台関係の悪化による台湾への個人旅行の停止措置が響いたのだろう。その代わりの旅行先として日本やマカオ、タイが選ばれることとなった。(編集担当:猶木縁一郎)(イメージ写真提供:123RF)
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