記事はまず、ちょんまげについて「武士の滑稽な髪型」と紹介。現代の美的感覚からすると滑稽だが、当時は頭髪を剃りあげる、もしくは抜き上げて作る月代(さかやき)は、武士だけが許された高貴な髪形だったとしている。ではなぜ当時の武士はちょんまげを好んだのだろうか。
記事によると、理由として3つの可能性が考えられるそうだ。1つ目は「禿げ隠し」だ。高い身分の人は頭を使うことが多く髪が薄くなりがちで、武士は頭頂部を剃るようになったという説だ。
2つ目は「中国の女真(じょしん)族から影響を受けた」説で、女真族が中国を支配していた時期があり、そのころ月代のように頭頂部を剃っていた女真族の習慣を日本が模倣し、ちょんまげの由来になったのではないかとしている。ただ、それが本当なら「中国人としては恥ずかしい話」だそうだ。
そして、3つ目は「戦に便利だから」で、髪で視線を遮られて命を落とさないようにという意味があるという説を紹介している。ちょんまげの由来としては3番目の理由が比較的近く、戦の際「兜をかぶった時の蒸れを防ぐため」と言われている。
日本では時代劇でも力士でも見慣れているので、ちょんまげを「ダサい」と感じることはあまりないかもしれないが、中国人からすると不思議な髪形に感じるようだ。
【関連記事】
日本は「自らの力で自らを認めさせてきた」、もし日本がいなかったらアジアは・・・=中国
ノーベル賞が再び日本人の手中に「中国人はそろそろ日本への見方を変えるべき」=中国
また日本人がノーベル賞を受賞した・・・「驚き以外のなにものでもない」=中国
憧れの存在だった日本製品、凋落はなぜ起きてしまったのか=中国メディア
日本を客観的に知るべき・・・日本はこんなにも文明的だ=中国メディア