記事はまず、「エンジンは永遠に核心を成す部品である」と指摘。その重要性を理解しているので中国でもエンジン開発に力を入れ、一定のレベルにまで達したが、それでも日本のエンジンは一線を画しているそうだ。
では、日本のエンジンは何が違うのだろうか。記事によると、中国のエンジン開発の始まりは日本の模倣だったものの、「何十年も研究し、部品まですべて分解して調べても、中国のエンジンは日本のエンジンと同じ基準には達しない」という。どこが違うのかが分からないのが問題なのだろう。
筆者の分析によると、主な理由は「エンジンというのは逆から研究することはできない」かららしい。模倣に長けた中国では、エンジンを分解することで技術を真似しようとしてきたが、そのために中国ではイノベーションが発展せず、「やはりエンジンは一歩一歩模索するしかない」のではないかと反省している。
考えられる別の理由は、エンジンは「簡単に見えて実は複雑で精密」であることだ。しかも、熱による膨張収縮の原理を利用し部品と部品の間の隙間を埋めているため、いったんエンジンを分解してしまうともう元に戻せないのだとした。「だから日本のエンジンを修理したがらない修理工が多いのか」と納得している。
中国は多くの分野でパクリや模倣により発展してきたが、自動車エンジンの分野に関しては模倣で日本に追いつくことはできていない。それだけ日本のエンジン技術が高いということを意味しており、中国はやはり時間をかけて「一歩一歩模索」することを学んだほうが良いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
日本の「自販機の普及ぶり」に初めて訪日した中国人は誰もが驚く=中国メディア
初めて訪日した中国人が「目の前の情景が信じられなかった」と語った理由=中国
すごい! ノーベル賞からサッカーまで「ホラとも思えた日本の目標」は達成が現実味=中国
新幹線車両が台風で浸水・・・中国高速鉄道はどう対処しているのか=中国メディア
日本の幼児教育に驚き「危険な状況に直面しても、すぐに助けを差し伸べない」=中国