記事は、中国の砂漠緑化に貢献した日本人として遠山正瑛氏を紹介。遠山氏は生前に内モンゴル自治区のクブチ砂漠で14年もの歳月を費やして砂漠緑化に取り組んだと説明し、その様はまさに「全身全霊をこめて打ち込んだ」と表現して差し支えないとした。
日本人が自分の国でもない中国でこれほど長期にわたって砂漠緑化に取り組んだことに対して、多くの中国人はこの日本人には何か別の目的があったと疑うかもしれないと一部の読者の気持ちを推察する一方、クブチ砂漠には砂漠緑化への貢献を讃えて作られた遠山氏の銅像があるほどで、地元政府も遠山氏の活動には特別な感謝を示していると紹介した。
また、砂漠の緑化を痛切に願った遠山氏の純粋な気持ちはこうした銅像を通して知り得るのみならず、緑化されたクブチ砂漠そのものが遠山氏の功績の素晴らしさの証言となっており、その功績は「現地住民の心にずっと刻み込まれている」とも説明。さらに「善良さは民族の違いを超える」と表現し、遠山氏の功績を讃えた。
かつてクブチ砂漠は荒れ果てた砂漠だったが、緑化が進んだ現在は国家4Aレベルの観光スポットとして認定されていると紹介。日中間には歴史問題が存在するものの、遠山氏が中国のために行った活動には「非常に感謝している」と心からの感謝の気持ちを表現した。
資料によれば遠山氏の銅像は生前中に建てられており、これは中国では特別な待遇と言える。今後も多くの中国人が遠山氏が行った善良な活動を知る機会を得ることを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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