では、温水洗浄便座などよりも、さらに大きな家電を日本で購入した場合、中国に持ち帰ることは可能なのだろうか。中国メディアの今日頭条はこのほど、ずっと日本のエアコンが欲しかったという中国人による手記を掲載し、日本でエアコンを購入し、中国に持ち帰るまでの一部始終を伝えている。
日本メーカーのエアコンは中国国内でも販売されているが、この中国人筆者はどうしても「日本仕様」のエアコンが欲しかったようで、そのためには日本でエアコンを購入したいと考えていたそうだ。まずは、代理購入などを行っている業者に問い合わせたところ、「室内機は可能だが、室外機は不可能」という回答だったと紹介した。
そこで、中国人筆者は業者に頼めないならば、「自分で買いに行くしかない」と思い立ち、「もしもエアコンを持ち帰れないなら観光旅行にすれば良い」との考えで日本を訪れたという。そして、大阪にある家電量販店を複数訪れ、複数の商品を比較したうえでエアコンを2台も購入したそうだ。
2台の室内機と2台の室外機は果たして持ち帰ることはできたのだろうか。結論から言えば、「持ち帰ることができた」という。中国への帰国は「船便」を選んだそうで、室内機と室外機を台車に乗せ、それをそのまま船に積み込み、中国まで持ち帰ったという。
大阪の港から46時間もかけて中国までエアコンと共に帰国したという中国人筆者。この中国人が日本仕様のエアコンが欲しかったのは、「新居」を購入したばかりであったため、その新居に信頼性の高い日本メーカーのエアコンを設置したかったためらしい。実際日本を訪れ、エアコン2台を持ち帰るという体験を振り返り、「エアコンでも簡単に持ち帰れるし、購入から中国に持ち帰る過程で何の問題も生じなかった」としているが、エアコンがかさばりすぎて、「他に欲しかったものが買えなかった」のが残念だったと伝えている。
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