日本と中国を結ぶ航空便が週に1000往復を越え、その数は今後も増加が予想されている。中国人の多くが航空便を利用して日本を訪れているが、航空便の遅延や欠航は旅行のスケジュールの変更を余儀なくされるため、可能な限り遭遇したくないと思うのが普通だろう。


 だが、中国の空港では航空便の遅延はもはや日常茶飯事であり、決して珍しいことではないのが現状だ。中国メディアの今日頭条は19日、世界で最も航空便の時間に正確な空港は「日本の羽田空港である」と紹介し、同空港の「定時運航率」が極めて高いことを紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、羽田空港は2018年には年間8700万人もの人が利用したと紹介し、世界で「5番目に忙しい空港」であると紹介。これほど大勢の人に利用される「忙しい空港」でありながらも、特筆すべきはその「定時運航率」であると強調し、18年の定時運航率は85.6%で世界一に輝いたと強調、まさに「世界で最も時間に正確な空港である」と論じた。

 続けて、航空機の定刻離発着のためには「空港スタッフの働き」が非常に重要になると指摘。空港では多くの受託手荷物を捌く必要があるため、作業の効率アップと作業員の腰部への負担を軽減するためにパナソニック子会社が開発したパワーアシストスーツが導入されていると紹介した。
また、羽田空港の定時運航率が世界一である背後には、日本人が幼い時から「時間を守る」ことを教え込まれていて、何事も時間厳守を大切にしている要因もあると主張した。

 観光客にとって航空便がスケジュールどおりに離発着できるかどうかは非常に重要な要素だ。観光立国を目指している日本にとって旅行客が訪れやすい環境を作ることは重要な要素であり、「定時運航率」世界一の羽田空港は各空港のロールモデルだと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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