中国メディアの今日頭条は25日、1980年代に生産された日本メーカーのスピーカーを分解してみたと伝える記事を掲載し、「製品の細部から日本の30年前の工業力の高さが見て取れる」と伝えている。
記事が写真とともに紹介しているのは、1982年に生産された日本メーカー製のスピーカーだ。30年以上も前の製品だが、中国人からすれば「これだけ古い製品であるにもかかわらず、驚くべき点が多々ある」のだという。
たとえば、製品番号などが印刷されたラベルは経年劣化があまり見られず、印刷された文字も鮮明なままだ。また、製品のいたるところに使われているネジについてもサビなどは全く存在せず、コーティングの剥がれも見られない。そして消費者の目に直接触れることのない「製品の内部」においても、プラスチックや金属部品は丁寧に加工されていることが見て取れ、部品の表面はなめらなかで、プラスチック樹脂のはみ出しや凹凸などは全く見られない。
記事の中国人筆者は「このスピーカーを分解し、日本の工業力が30年以上も前にこれほどの高さに達していたという事実に震撼した」と伝え、1つのスピーカーから当時の日本の「金型製作」や「金属加工」の精度や、部品の表面処理の品質がいかに高かったかが分かったと主張。こうした製品を目の当たりにした筆者は「中国製品がどうしたら日本製品に追いつけるのか、深く考えさせられた」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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