中国メディア・東方網は14日、サッカーE-1選手権で男女ともに中国代表が日本に敗れる結果となったと報じた。

 記事は、中国の女子代表が直近の試合でニュージーランドに勝ち、ブラジルに引き分けたことから、日本戦での勝利を期待する人もいたと紹介。
そのうえで「残酷な現実が、われわれに再び本当の差を見せつけた」とし、韓国と0-0で引き分けたのに続き、14日の試合で日本に0-3で完敗を喫したことを伝えた。

 そして、日本戦では試合開始わずか3分で中国にミスが出て、日本のFW岩渕真奈選手に決定機を与えるピンチを招いたと紹介。このピンチは何とかしのいだものの、同9分に再びパスミスからピンチを招き、岩渕選手に先制ゴールを決められると、同44分、そして後半10分にもミスを犯した結果岩渕選手にシュートを許し、ハットトリックを達成されてしまったとしている。

 そのうえで、中国代表の戦いについて、低レベルなミスを繰り返して自滅しただけではなく、戦術上の考え方がクリアになっておらず、攻撃も守りも中途半端になってしまっていたと指摘。今大会で男子も日本に1-2で敗れたことにも触れ、「人びとに、中国代表の前途に対する失望を抱かせた」と評している。

 中国のサッカー界では男子代表の低調ぶりが目立つが、かつてアジアにおいて強さを見せていた女子もここのところは低迷気味である。
技術以前にミスを減らしプレーの精度を高めない限り、再びアジアや世界の強豪の地位を得ることは難しいかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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