記事は、中国のIT家電大手・シャオミ(小米科技)が先日東京でプレス発表会を開き、日本市場への進出を表明したことを伝えたうえで、「日本人による中国ブランドスマホへの印象はものすごい悪いわけではないが、日本人はファーウェイやOPPOといった中国のスマホをあまり好んで使わない」とした。
そして、今年第3四半期における日本のスマホ市場は、アップルのiPhoneシリーズが60%以上という圧倒的なシェアを獲得しており、韓国のサムスンですらわずか6.7%に甘んじ、ファーウェイは1.9%、OPPOに至ってはさらに低いシェアしか獲得できていないと紹介した。
そのうえで、日本の市場は単にコストパフォーマンスがいいだけでは勝つことはできないと指摘。日本で大きなシェアを獲得するには、3大キャリアとの関係を強めることが必須であるとし「日本では市場シェアの90%以上をキャリアが握っていると言っても決して誇張ではない」との見解を示した。
スマホ業界を巡る日本の特殊な風土が、iPhoneを除く海外ブランドの日本進出を難しいものにしてきた要因の1つであることは間違いないだろう。シャオミも同じ壁にぶつかる可能性があるが、記事はシャオミが昨年NTTドコモと移動通信技術に関する必須特許のライセンス契約を結んだことを紹介。「シャオミが日本市場に進出するなかで、このパートナーシップはシャオミにとって一助になるだろう」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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