最近、仕事で日本に行く機会があったという筆者は、日中の違いを10紹介している。その1つが「輸入車が少ない」こと。これは、自動車製造大国なのだから当然だと理解を示しながらも、数少ない輸入車のなかでは日本の道路に適していないような大型の個性的な自動車が好まれていると観察を伝えている。
2つ目は、「どの車もピカピカ」なこと。古い車やトラックまできれいなことに驚いている。3つ目は、「箱型の車」が多いこと。これは、道路が狭いので少しでも車内空間を広げたいからではないのかと推測。4つ目は、「SUV車が少ないこと」で、これも日本の道路事情と関係しているのではないかと分析している。
5つ目は、「都会では軽自動車が少なく、田舎には多いこと」で、仕事など日常生活で自動車に乗ることが多い田舎では、実用優先で軽自動車が選ばれると分析した。6つ目は、「改造車が少ないこと」。日本のアニメではよく出てくるので意外に感じたようで、「北京よりも少ない」程だと伝えた。
7つ目には、「高性能なスポーツカーが少ないこと」で、中国人からすると、そこら中にGT―Rやスープラなどが走っているというイメージだったらしく、思いのほか少ないことに驚いている。
記事に対して、中国ではサンルーフ装着車の割合が非常に高いためか、サンルーフに関するコメント多く寄せられた。ある人は、「サンルーフがなければ空気の流れはどうするのか」と疑問を示しているが、中国人は車に限らず家でも風通しを非常に重視するので冬でも家の窓を開けている人が多い。また、「中国人はサンルーフが大好きだが99%は活用されていない」と指摘する人もいた。
こうしてみると、同じ自動車でも日本と中国とでは重視するところや好みがずいぶんと異なるようだ。どちらが良い悪いという問題でもないだろうが、日本人の方が実用性を求める傾向が強いということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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