記事は、中国で新型ウイルスによる肺炎の患者が増加する中、国際社会が理解と同情を示し、さまざまな形で声援や支援を送っていると紹介。
そして、今回の日本による対中支援のやり方は「われわれが参考にするとともに、考えるに値するものだ」とし、そのポイントを列挙している。
まず、日本による援助が日本と中国の共存共栄の理念を表しており、「利己と利他の両方を考えた結果」であると分析。中国への支援が日本に観光業の保護、経済の低迷脱却といった自らのメリットをももたらすとし、日中関係が深まり、経済分野における相互依存が日増しに深まる中で、日本にとっては中国への積極的な支援表明がベストな選択になったと解説した。
次に、民間団体が積極的に支援物資や寄付金を送ったことで、政府の外交を支えるという民間外交の役割が顕著となり、その重要性や影響力が際立ったとしたほか、漢文による応援メッセージを支援物資に付したことで、支援とソフトパワーの伝播をも結びつけることに成功したとしている。
さらに、今回の支援は日本のイメージアップとも大いにつながっており、支援により中国人の対日好感度が急速に高まったと伝えた。そして最後に「今後人類の運命共同体はさまざまな試練に遭遇することになるかもしれない。その中で、日本が実践した国際支援の理念や行動上の経験は、間違いなく他山の石となる」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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