中国メディア・東方網は2日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて日本でも中国同様に学校の一斉休校が行われるなか、休校に関連して中国では見られないある動きが一部で見られたことを報じた。

 記事は、新型ウイルスの感染拡大に備え、安倍晋三首相が2日より全国の学校を一斉休校する要請を出し、日本各地に混乱が生じたと紹介。
各自治体や学校は対処に追われ、給食で提供される予定だった大量の食材が余る事態も起こっていると伝えた。

 そして、食品ロスを減らすために、愛知県一宮市では給食に用いる予定だった野菜や果物を市役所前で販売することを決定。当日は市役所前に長蛇の列ができ、市価の半額で売り出された白菜500玉、ダイコン2000本、ニンジン6000本、ネギ280把、リンゴ2000個の大部分が15分ほどで売り切れたと紹介した。

 また、茨城県水戸市でも名産品の納豆メーカーが、給食で出す予定だった納豆30キロ分1000パックを無料で配布することを決定、4時間半で全ての配布が終了したと伝えている。

 突然の休校により大量の余剰食材が発生したことは、日本における学校給食の供給体制がしっかりしていることの裏返しともいえる。中国のネットユーザーは「日本人のすばらしさを否定することはできない」、「注目すべきは、子どもたちがこんないい食材を毎日給食として食べていることだ」、「こういった試みはいいと思う」、「中国だったら2倍の値段で売られそう。
そこが違う」といった感想を残した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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