日本企業は世界のデジタルカメラ市場で圧倒的なシェアを獲得している。中国や韓国で日本製品に対する大規模な不買運動集会が行われた際、その様子を撮影したカメラは実は日本メーカーのものだったという話も多いほどだ。


 中国メディアの今日頭条はこのほど、「優れたカメラはなぜ、ことごとく日本メーカーの製品なのか」、「日本以外の国は優れたデジタルカメラを製造できないのか」と疑問を投げかけ、多くの中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 記事に寄せられた中国人ネットユーザーのコメントを見てみると、「電子機器であるデジタルカメラに必要な部品の多くで、日本企業が圧倒的な強さを誇っているからではないか」という意見が見られた。デジタルカメラはイメージセンサをはじめ、様々な電子機器の集合体であり、日本企業はそれぞれの分野で大きなシェアを獲得していることが、世界のデジタルカメラ市場での強さにつながっているのではないかとの主張だった。

 また、デジタルカメラが登場する前は、中国を含め多くの国にカメラメーカーが存在したとしながらも、デジタル化の進展とともに「日本は電子大国の強みを生かし、一気に市場を押さえ、他の国メーカーは日本企業に電子技術で太刀打ちできず、カメラ市場から撤退させられたのだ」という意見もあった。

 一方、デジタルカメラ市場が日本企業の独壇場である理由について、「成長産業じゃないから」だという見方もあった。スマートフォンにカメラが搭載されるようになってからデジタルカメラ市場は縮小しているが、「もし儲かる市場なら、多くの企業が参入しているはず」だという声も見られ、縮小が続く市場ゆえに新規参入がほとんどなく、結果として日本企業の天下になっているのだと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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