新型コロナウイルスの感染者数は各地で異なり、各国の対応の仕方も異なっているが、中国は非常に強硬な措置を取って感染拡大を封じ込めた。そんな中国から見ると、日本では感染拡大のリスクがありながら「非常に悠長に構えている」ように映るようだが、それはなぜ可能なのだろうか。


 中国メディアの新浪は24日、日本では大規模なスポーツイベントなどは中止となっているが、「一部のスポーツ施設は通常どおり営業できている」と紹介し、それが可能になる理由について考察する記事を掲載した。

 日本でも新型コロナウイルスの感染抑制のために様々な対策が取られているが、記事は「日本ではゴルフ場とゴルフ練習場は通常どおり営業している」と紹介し、これはゴルフ関連施設がクラスター感染の発生場所となっていないためだと指摘。

 このように指摘しているのは、日本と中国のゴルフ事情に精通する中国人女性だが、この女性は「日本では新型ウイルスの感染が拡大しつつあっても、日本人の基本的な生活はほとんど影響を受けていない」と指摘し、「ゴルフ施設に限っても、大部分は通常どおり営業し、利用者もほぼ変動がない」と紹介した。

 さらに日本のゴルフ施設では以前から手洗い場に消毒液やうがい薬が設備されていたほか、日本人は日頃から手洗い、うがい、マスクの習慣を持っていたと指摘し、それゆえ日本では今のところ海外で見られるような感染者の爆発的な増加は起っておらず、ゴルフ場も通常どおりの営業が可能になっているのだと伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


【関連記事】
いまだに「日本の悪口を言っているのか?」、それは結局「井の中の蛙だ」=中国報道
新型コロナでマスクを贈りあった日中、数世代間の敵意をひっくり返した=米国
「日本は恐ろしい国」という表現は大げさじゃない、資源に乏しい日本が発展した理由=中国
小惑星のサンプル採取に世界で初めて成功したのが「日本の探査機だったとは」=中国報道
日本企業と中国企業は「追及するもの」が違う、だから企業の寿命も違ってくる=中国報道