記事はまず、日本にとって1964年に開催された東京五輪は悲願だったと紹介。敗戦後に国際的な地位を失い、経済復興を遂げた後も印象の弱かった日本を世界に知ってもらうための絶好の機会だったからだと指摘している。結果的にその目的は達成されたほか、競技施設の整備費やインフラ整備などで大きな雇用を生み、五輪景気により大幅な経済成長を遂げ、世界に日本の存在を印象付けることにも成功し、まさに「日本を救った」五輪だったと論じた。
記事は、五輪が日本に「交通面の改善、建築、科学技術イノベーション、国民の生活水準」の飛躍的な向上という利益をもたらしたと分析。この時期、多くの日本人家庭ではカラーテレビや電話、冷蔵庫、クーラーなどの生活家電が普及するようになったと紹介し、各国から来る選手やゲストを迎えるため「民度が向上したこと」も大きな収穫だったと指摘した。
続けて、64年の五輪で多くの利益を得ることのできた日本が、バブル崩壊後は経済が停滞し、少子高齢化の問題を抱え、自慢だった製造業も振るわず、デジタル経済の発展では後れを取っていたため、2020年の東京五輪に希望を託していたのも無理はないと分析。新型コロナウイルスの拡大によって止むを得ず延期になったものの、「日本には不屈の精神がある」と主張し、日本にエールを送った。
人類共通の敵となった新型コロナウイルスとの戦いに世界が勝利し、世界的なスポーツの祭典である五輪を安心して開催できる環境を1日も早く取り戻せるよう願いたい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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