中国メディア・東方網は3月31日、サッカーJリーグのヴィッセル神戸に所属する酒井高徳選手が新型コロナウイルスに感染していることが判明し、イニエスタ選手をはじめとする同僚への伝染も懸念されると報じた。

 記事は、同クラブが30日午後に酒井選手が新型ウイルスに感染していることが判明したとする通知を発表したと紹介。
通知によると、酒井選手は25日の夜に38度、26日に37.6度の熱があり、頭痛や鼻詰まりの症状も見られたため、兵庫県内の病院に運ばれたとした。その後も28日に体温が下がり頭痛が軽減するまで37度から38度の発熱が続き、30日にウイルス検査で陽性の結果が出たと伝えている。

 そのうえで、現時点では酒井選手以外に同クラブの選手やスタッフでウイルス感染者は確認されていないとする一方で、28日に同クラブが発表したPR動画では酒井選手のほか、イニエスタら主力選手が次々とカメラの前に1人ずつ登場していると紹介。「映像を見ると、近い時期に集中して撮影した可能性が高い」との見方を示した。

 さらに、数日前にはプロ野球・阪神タイガースの藤浪晋太郎選手がやはり新型コロナウイルスに感染していることが判明したことに言及し、「同じ兵庫県に拠点を置くプロチームから、感染者が発生した」と伝えた。

 記事は、これまで5月の再開に向けて準備を進めてきたJリーグ戦について、加盟クラブの選手から感染者が出たことで、再開日が再び変更される可能性も出てきたとしている。
(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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