中国メディア・東方網は23日、日本式の豚の角煮と煮卵について「見た目に派手さはないものの、食べてみると非常においしい」とし、その作り方を紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国の料理文化は非常に奥深く、古代に中国から様々な文化を学んだ日本の料理にも大きな影響を与えてきたと紹介。
日本で親しまれている豚の角煮もその1つであり、見た目は中国の東坡肉(トンポーロー)に非常によく似ているとした。

 一方で、日本の角煮は使う食材がとてもシンプルながらも、これらの食材や調味料が見事にマッチし、思いがけないほどの相乗効果を生んでいると説明。日本料理はシンプルで淡泊に見えるものの、その制作過程にはかなりの手間がかかっており、見た目は中国料理のような派手さはないものの、食べてみると実に奥深い味わいを持っているのだと解説したうえで、日本式の角煮の作り方を紹介している。

 まず、豚バラ肉の大きな塊に塩と胡椒をかけて揉み込み15分ほど置き、それを加熱した鍋で両面にうっすらと焦げ目がつく程度まで炒めるとした。そして、出てきた油を取り除いたところにお湯を注ぎ、ショウガとネギの青い部分、塩、日本酒を加えて20分ほど煮込み、いったん肉を取り出してきれいに洗ったのち食べやすい大きさに切って鍋に戻しさらに25分煮ると伝えた。

 さらに、あらかじめ茹でておいた卵と醤油を投入し、10分煮たのちに火を止め1時間寝かせると、味のしみ込んだ角煮が出来上がるとしている。

 脂身が多いながらも調理過程で余分な脂が抜けるために思ったほどしつこさを感じないのが豚の角煮。煮卵もさることながら、大根との相性も抜群だ。豚肉には疲労回復に効果があると言われるビタミンB1が多く含まれている。緊迫した毎日の疲れを取って免疫力を高めるためにも、じっくりコトコトと角煮を作ってみてはどうだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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