中国では朝食をしっかり食べる人が多く、街中には朝食を提供する飲食店や露天商が数多く存在する。そして、中国における朝食と言えば、地域によって若干の差はあるとしてもお粥やマントウと呼ばれる蒸しパン、そして、油条(ヨウティヤオ)と呼ばれる揚げパンなどが定番だろう。


 中国メディアの今日頭条はこのほど、中国人が朝食として「小麦粉を油で揚げた」油条を食べていることは、日本人にとっては大きな驚きらしいと伝える記事を掲載した。

 油条そのものにはほとんど味がなく、一般的にはお粥などと一緒に食する。記事は「油条は10世紀ごろにはすでに食されていた歴史ある食べ物だ」と指摘し、街中の露天商などで気軽に購入できるため、中国人にとって極めて身近な朝食の1つだと指摘した。

 一方で記事は、油条のように油で揚げる料理は天ぷらのように日本にも存在すると指摘しつつ、天ぷらは一般的に高額であるため、中国では油条が安価で売られていることに日本人は驚くようだと主張しているが、これは少々的外れだ。具材(タネ)を揚げる天ぷらと違って、油条はは小麦粉の生地しかないため、安価なのは当然であり、もし日本人が驚くとすれば、「朝から天ぷらのような揚げ物を食べて胃もたれしないのか」ということだろう。朝から食べるには揚げ物は「重すぎる」という日本人は多いはずだ。


 記事にも、多くの中国人ネットユーザーからコメントが寄せられていて、「油条はまるで油を食べているかのように油っぽくて嫌いだ」、「露天商が油条を揚げるために使っている油を見てみろ。真っ黒に酸化していて、どう考えても体に良いわけない」、「自分は中国南方の生まれだが、油条を頻繁に食べる北京人を敬服している」といった声が見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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