記事は「子どもの成長過程において、親は可能な限りわが子を守ろうとするものだ」としたうえで、中国の保護者はわが子の登下校に付きそうことが当たり前になっており、両親が忙しい場合は祖父母がその役割を担っているとした。
一方で、日本では保護者は子どもを家の玄関までしか見送らず、あとは自分たちだけで登校させ、帰りも玄関で待っていると伝え、中国とは対照的であると紹介。「これは、中国の保護者が日本の保護者よりもわが子を愛護しているからなのだろうか。実際はそんなことはないのだ」との考えを示した。
そして、中国で登下校時の保護者の付き添いが常態化している理由として、現代においてもなお「人さらい」のリスクが高いことを挙げている。中国では人身売買に対する刑罰が比較的軽いために、売り飛ばす目的で幼い子どもを誘拐するケースが多いとしたのに対し、日本では刑罰が重いこと、人身売買の大きな要因である「子どもを労働力として使う」ことが非現実的であり、「誰も売ろうとしないし、買おうとしない」と伝えている。
記事は、それゆえ人さらいの心配が少ない日本では子どもを自力で通学させることができ、なおも人さらいのリスクが高い中国では難しいのだとし「必ずしも過保護だから送り迎えをするのではないのだ」と論じた。
さらに、中国の道路は日本に比べて危険な要素が多く、子どもたちだけで通学させると事故が起きる可能性が高いとしたほか、国土が広い中国では日本よりも家から学校が離れていることが少なくないことも要因の1つであると伝えた。
そして最後に「実際のところ、日本と中国の通学風景の違いは国情の違いであり、どちらが良い悪いという話ではないのだ。子どもに対する親の愛は、どちらも変わらない」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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