文章は、中国人にとって日本は複雑な感情を抱く存在であり、過去の恨みを持つ一方で賞賛すべき点もあると紹介。
そして、新型コロナウイルスの感染が拡大する前の日本経済の状況は決して悪くなく、中国との関係も改善させたと説明。中国で新型ウイルスの感染がピークを迎えた際には、日本から漢詩のメッセージ付きの救援物資が次々と送られ、中国人の心を温めたと伝えている。
そのうえで、日中両国間には歴史問題や領土問題が存在し、経済規模が日本を大きく飛び越えたことで日本国内には一部で反中感情がくすぶっていることは否めないものの、「日中両国が敵対する時代はすでに終わっている」とし、日本は互いに学び合う相手、良きライバルになりはしても、今や中国の敵になるようなことはないのだと論じた。
文章は最後に「わが国は一層平然と、そして自信をもって、日本社会が確かに一部で中国に対して参考的な役割を果たしているということを認めようではないか」としている。
体制や国益が必ずしも一致しない以上、日中両国が全面的に「仲良し」になることは難しいだろう。相手を賞賛ばかりするのも、批判ばかりするのも、相手について深く理解した上で付き合う姿勢としては不十分。良い点、悪い点それぞれに向き合ったうえで、共存できる関係を作っていかなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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