記事によると3つの理由が考えられるという。その1つが「市場の変化」だ。ガラケーからスマホに変わったタイミングで、宣伝がうまくユーザーの需要に応えることのできた中国のスマホメーカーの台頭もあり、日本製品は中国市場で淘汰されてしまったと伝えた。
2つ目は「あまり発展してないこと」。スマートフォン時代に入って中国メーカーは急速な発展を遂げたが、日本のメーカーは影響力が小さいと記事は指摘。日本のメーカーは中国メーカーのような発展を遂げておらず、自然と中国国内の市場では注目されなくなったとしている。
3つ目は、スマホへの「概念の違い」を指摘。日本と中国のユーザーとでは、スマホに求めるものが違い、日本人は修理しながらでも長く大切に使うのに対して、中国人は流行に敏感で頻繁に買い替えると比較。そのため、日本のスマホは品質が高く耐久性に力を入れるため中国のユーザーの需要とはマッチしないとしている。
中国では、優秀な中国メーカーの台頭で日本製が淘汰されたという見方が強いが、日本製の質が落ちたわけでは決してないと言えるだろう。むしろ、品質は高いが価格も高いため、コストパフォーマンスの高い中国メーカーにユーザーが流れたと言ったほうが良いかもしれない。
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