日本ではどこで買い物をするにしても、「偽物や海賊品を掴まされる」こと警戒する必要はないが、中国では事情が異なってくる。百貨店でも偽物が売られていたり、商品のディスプレイと箱の中身が違ったりする中国では、何を買うにしても警戒を怠ることはできない。
中国メディアの快資訊は22日、「日本で質の悪い偽物を掴まされる心配をしなくても良いのはなぜか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本を訪れた中国人の多くは「日本は商品の品質、生活環境や衛生面など、ありとあらゆる面で完璧さを追求する国だ」と評価すると紹介。そして、日本を訪れた際に薬やコスメを大量に購入した中国人が多かったのは、中国では外装を模倣した商品や偽物がたくさん流通していて、そうした偽物は当然のことながら品質も信用できないためだと論じた。

 続けて、「なぜ日本は中国のように偽物や模倣品を売りつけられる心配をしなくても良いのだろうか」と疑問を投げかけ、それは「日本の社会制度と日本人の考え方が関係している」と指摘。中国人から見た日本社会は「非常にシンプルで、性善説に基づいて成り立っている」と指摘し、日本では取り締まる人がいなくても誰もが信号を守り、整然と列を作って並び、「進入禁止の場所に、跨いで超えられる低い柵しか無くても、それを無視して進入する人はいない」のが日本だと驚きを示した。

 それゆえ中国では警戒して予防策を取るのが当たり前のことも、日本では予防策など講じる必要はないと指摘。また、日本では一般消費者の利益を保護する制度や法律が確立されており、商品に不審な点があれば購入した店舗や表示された連絡先に問い合わせて確認することができるほか、「販売元に問題があったことが発覚すれば公の謝罪と相応の責任の負担が求められ、悪質な場合は倒産に追い込まれることもある」と説明した。

 日本では企業による偽装や偽造は大きな問題としてメディアの注目を集めるため、それによって社会的な信頼を失った事例は多いと紹介、手っ取り早く金儲けしたいがために偽物を売れば、それは「自らの首を絞めることになるのが日本社会」なのだと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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