日本のラーメン屋や中華料理屋などでは、「ライスとラーメンと餃子のセット」といったメニューは決して珍しいものではない。だが、中国人からすれば「すべて炭水化物」のセットであるとして、中国国内では絶対に有りえない組み合わせなのだという。


 中国メディアの百家号は27日、日本人は「ライスとラーメンと餃子のセット」のように炭水化物をたっぷり摂取する機会があるというのに、なぜ日本の肥満率は高くないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 中国は著しい経済発展を遂げたが、その背後では生活習慣病を患う人が増加するなどの問題も生じており、肥満人口は中国が世界一となっている。記事は、中国人にとってライスとラーメンと餃子はどれも「絶対的な主食」であり、炭水化物である以上は何か主菜や副菜とセットで食べたいと考えるのが常であると強調する一方、日本人はなぜか炭水化物と炭水化物を組み合わせて食事をしていると指摘した。

 続けて、日本人にとって餃子は主食ではなく、あくまでも「主菜」として扱われるという違いがあるとしても、炭水化物の塊であるタピオカを甘いお茶と一緒に飲むタピオカドリンクが流行したことからも分かるように「日本人は炭水化物が大好きなようだ」と主張。それにもかかわらず、日本で肥満人口が増えないのは不思議でたまらないと主張した。

 これについて記事は「日本人は確かに炭水化物を組み合わせて食べる習慣がある一方で、日本には魚や海藻などの海産物を多く摂取する食文化もある」と指摘し、こうした健康的な食文化が太り過ぎを抑制してくれるのではないかと考察した。
また、日本では太り過ぎがもたらす健康面への悪影響が広く知られており、大人から子供まで通勤や通学で体を動かし、積極的に階段を使うなどの運動を取り入れている人は少なくないと強調し、食べ物に困らない日本で肥満人口が少ないのはこういう理由があったのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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