21世紀に入ってからの中国の発展には目を見張るものがある。この点、日本は失われた20年と言われるように経済が発展していない印象だ。
中国メディアの百家号はこのほど、日本と中国、韓国の「夜間における衛星写真」を比較する記事を掲載した。経済発展の程度の違いがよく分かるという。

 記事は、1990年代と2000年代、そして最近撮影された3枚の夜の衛星写真を並べて比較している。90年代の写真を見ると、日本はすでに全体的に非常に明るいのがよくわかる。とりわけ東京圏が明るくて範囲も広く、関西から中国地方、九州まで光がつながっているのは、国全体が経済発展している証拠ということだ。

 韓国も日本ほどではないが全体的に明るく、特にソウル付近が際立って明るくなっている。
一方の中国は、全体が暗くて海岸が分からないほどで、北京・上海・広東の3カ所だけは明るいが、内陸部は真っ暗だった。

 次いで2000年代の写真について、「一番変化しているのは中国だ」と記事は紹介。大都市はもちろん、中規模の都市も明るくなってきており、ぼんやりと海岸線が分かるようになっていることから沿岸部を中心に発展している様子がうかがえる。日本は90年代の写真とほぼ変わっていないが、韓国は全体的に明るくなり、首都付近はより広い範囲で明るくなっているようだ。

 最後に掲載した最近の衛星写真は、中国だけがクローズアップされているので日本の様子は分からないが、それだけ「日本には変化がない」ということだろう。中国は一段と明るさを増し、海岸沿いの都市がまぶしく光っている。
また内陸部も西安、重慶、成都を中心にはっきりとした輝きを放っているのが印象的だ。

 記事は、これにより「この30年で中国がどれだけ努力して成長してきたかが分かる」と紹介。中国の発展を目に見える形で確認できる誇らしさと、同時に沿岸部と内陸部の発展格差という課題も突き付けてくると冷静に分析している。

 この点、日本は90年代から変化が見られないというのは、それだけ発展が早かったということだろう。また、国全体が明るいというのは中国にはない特徴で、日本はそれだけ格差が少ないと言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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