記事は、要約すると「極めて稀なチャンスと、極めて稀な優位性があったからだ」と指摘。この2つの要素が重なったので急速な復興と発展ができたのだと分析している。その1つである「極めて稀なチャンス」については、具体的には「朝鮮特需」だと紹介した。終戦で軍事工場が停止したため失業者があふれ、食料も不足していたなかで世界を巻き込む朝鮮戦争がはじまり、「3年にわたって儲けた」と伝えている。
2つ目の要素である「極めて稀な優位性」とは、「工業システムがそっくりそのまま残っていたこと」だと説明。一般に敗戦国は、ドイツがそうであったように敵国によりそれまでの優れた設備や技術が持ち去られたり破壊されたりするものだが、日本の場合は完全な工業システムが残されていたので、朝鮮特需の際に需要に応えることができたと分析した。これにより大儲けしたうえに先進的な技術を身につけることもでき、自動車や家電など後々必要になる技術の基礎を固めることにもなり、一挙両得だったと論じている。
記事は、この2つが重なったので日本は戦後ほんの数年で「泥の中から這い上がり、戦前よりも強くなった」と論じた。タイミングが良かったのはもちろんだが、これに日本人特有の勤勉さやまじめさがあったのは言うまでもない。いずれにせよ、戦後の日本の急速な復興とその後の台頭は奇跡と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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