日本への留学経験のある中国人の多くが「日本の生活は心地よすぎる」と口をそろえて言うようだ。なぜそれほど日本の生活は快適なのか、中国メディア百度が紹介している。
記事は、海外への留学経験のある日本人の感想を紹介し「どこに行っても日本ほど快適な国はない。他の国は日本と違い過ぎる、と言って逃げ帰るほどだ」と述べている。そのうえで、記事は日本にあって他の国にはない魅力を紹介している。

 まず、日本ならではの快適さ。電車や職場でのマナーの良さ、法律や衣食住、交通機関など、どれをとっても質が良く居心地が良い。さらに、静かな生活を好む人にとっては騒音の少ない日本は快適だ。
また、少子高齢化に伴い労働力不足に陥っている日本では仕事を探すのも難しくはない。

 加えて、日本にはほかにはない独自の文化もある。花見や夏祭り、年末年始など、一年の季節の移り変わりの中で様々なイベントがあり、楽しめる。中国メディアも「他の国には年中行事が体に染みついている日本人にとっては、外国での生活は寂しく感じる」と述べている。

 生活の便利さも無視できない。携帯電話や財布を落としても、無事に帰ってくる国は日本ぐらいだろう。
外食していても、席に荷物を置いたままトイレに立っても荷物を持ち逃げされる心配もない。また、日本全国どこでも24時間営業のコンビニがあり、食料品を買ったり、コピーサービスを使ったり、公共料金の支払いもできる。高齢者や障がい者に配慮した街づくりも魅力的だ。高齢者が横断歩道を渡る際には専用のボタンがあり、わかりやすい表示がされている点も日本ならではだ。

 記事は、日本にある独自の文化、便利な生活環境との融合は日本にしかない魅力だ、とまとめている。記事は最後に「これでは日本の若者が海外に行きたがらないのも無理はない」と結論付けている。
(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)


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